日本有数のサーフポイントが連なる九十九里浜の最南端に位置する
サーフタウン一宮。
サーフィン中にはスナメリが姿を表し、
沖にはクジラが通ることもあるダイナミックな太平洋が魅力です。
かつては門前町として栄えた歴史を持ち、町の中心部では
伝統的な和菓子や新鮮な魚を、町の道中では肥沃な大地で育った
トマト、メロン、ナシ等を、
サーフィン帰りに購入しているサーファーが数多く見られます。
都内から車で60分~80分、
電車では特急で60分という良好な交通アクセスにより、
週末には関東エリアを中心に多くのサーファーが訪れ、またサーフィンを
ライフスタイルに取り入れながら都内へ通勤する移住者も増えています。
サーフタウン一宮には、初心者からプロレベルのサーファーまで、
レベルやスタイルに合わせて選べるサーフポイントがたくさんあり、
一年を通じてサーフィンを楽しむことができます。
各サーフポイントにはその場所ならではの通称が付いており、
いずれも県道30号線(通称:波乗り道路)に沿って点在しているため、
車や自転車で移動もしやすいのが特徴です。
海沿いに点在するサーフショップが開催する
サーフィンスクールに参加すれば、道具が無い初心者でも
気軽にサーフィン体験ができます。
また、車が無くてもスクールを開催するサーフショップが、
JR上総一ノ宮駅まで送迎もしてくれるので安心です。
波乗り道路沿いにはサーフショップ以外にも、南国を思わせる
カフェやレストランが数多く立ち並びます。休日には
カフェやショップで小さなフリーマーケットや
オーガニックマーケットが開催されていることもあり、
多くのサーファーで賑わっています。
海沿いに到着したらまずはローカルのコーヒースタンドに立ち寄り、
ドリップコーヒーを飲みながら、店主から波情報をもらう。
バラエティ豊かなポイントで波乗りをした後には、カフェで食事をして、
サーフショップやローカルマーケットでショッピング。
そんな充実した一日を楽しむことができます。
近年ではオシャレな別荘邸宅のほか、二地域居住や週末利用など
様々なライフスタイルに合わせた賃貸物件も多くなり、
サーファーの移住や週末居住先としても注目を集めています。
一宮町では、サーファーの皆様が快適に過ごせるように、
駐車場、トイレ、シャワーなど順次整備を進め、魅力ある
「サーフィンと生きる町」を目指しています。
多彩なサーフポイントの中で
世界的にも有名なのが、釣ヶ崎海岸です。
通称「志田下(しだした)」と呼ばれており、
世界トップレベルのプロが集う国際大会(WSL/QS6000など)も
数多く開催されているポイントです。
また最近では、2020年東京オリンピックの
サーフィン競技の会場予定地にも選ばれています。
釣ヶ崎海岸は「波乗り道場」とも呼ばれ、条件が揃うと
上級者向けの波になり、多くのプロやハイレベルなサーファーが
しのぎを削るサーフポイントです。
ここ釣ヶ崎海岸でサーフィンをすることは、
サーファー達にとっての憧れや目標ともされ、
サーファーの聖地と位置づけられています。
近年では平成27年に日本人として初めてUSオープンを制した
大原洋人選手や、国際大会で活躍中の稲葉玲王選手、
平成28年に全米サーフィン選手権の10歳以下のクラスで
日本初優勝を果たした岩見天獅選手など、
多数の有力選手がこの釣ヶ崎海岸から誕生しました。
釣ヶ崎海岸は約1200年前から続く
「上総(かずさ)十二社祭り」の祭典場でもあり、
地元の人々にとっては非常に神聖な海岸です。
海岸には町名の由来ともなった、平安時代から続く
「上総国一宮・玉前(たまさき)神社」の鳥居もあり、
海と鳥居のコントラストは厳かな雰囲気をまとっています。
「上総十二社祭り」は年に一度、
玉前神社の祭神「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」の一族が
房総半島上陸ゆかりの地・釣ヶ崎で再開することに由来し、
近隣3市町村から9の神社の神輿が海岸に集合します。
上半身裸で神輿を担ぐ姿から「裸祭り」の名で親しまれ、
波打ち際を大きな掛け声とともに神輿を担いで走る
「潮踏み(しおふみ)」の姿は勇壮で、観光客も数多く訪れます。
このように、釣ヶ崎海岸はサーフィンの聖地としての顔と
地元神社の聖地としての顔、両方の顔を併せ持っています。