世界的なサーフィン大会が、一宮町釣ヶ崎海岸(通称:志田下)で開催されました。
元世界チャンピオンのアントニオ・デ・スーザ選手をはじめとする、世界トッププロが数多く参加した同大会。世界トッププロのハイレベルなサーフィンを一目見ようと、2万人もの観客が会場に駆けつけました。
一宮町出身の大原洋人選手も、世界レベルのライディングでギャラリーを魅了。WOMENS部門では一宮町在住の河合美乃里選手が、優勝という快挙を成し遂げ、大いに盛り上がった一週間。
2020年東京オリンピックに向けた足掛かりとなる、素晴らしい大会となりました。
大会スポンサーのブース出店で賑わった大会会場
キッズサーファー達もたくさん応援に来てくれました
一宮町では、外国人選手達への町紹介を目的とした「おもてなしプログラム」を開催。競技終了後のトム・ウィタカー選手(オーストラリア)、アダム・メリング選手(オーストラリア)、ジャクソン・ベイカー選手(オーストラリア)、シェルドン・シムカス選手(オーストラリア)、ビリー・ステアマンド選手(ニュージーランド)の5名に、一宮町の魅力に触れてもらう「おもてなしプログラム」に参加してもらいました。
大会期間中の合間を縫って、選手たちに体験してもらったコースがコチラ
一宮町海岸広場で開催されている「渚のファーマーズマーケット」へ。このファーマーズマーケットは2012年から続いており、今回で10回目を数える人気イベントに成長。地元一宮町の農家さんをはじめ、近隣市町村のお店など、90を超えるブースが出店した今回のマーケットは、駐車場が一時満車になってしまうほどの賑わいを見せていました。
そんな「渚のファーマーズマーケット」に参加した海外プロサーフィン選手たち。晴天のもと、会場をねり歩きながら、ホットドッグを食べたり、ちょっぴり辛い一宮トマトのフライに挑戦したり。「ピースフルな雰囲気で最高だね!」そう語ってくれたビリー・ステアマンド選手をはじめ、選手たち皆、会場全体に漂うゆったりとした時間を楽しんだ様子でした。
一宮町で江戸後期より酒造りを続ける「稲花酒造」さん。伝統的な技術を継承しながら、手作りで酒本来の美味しさを追求する一方、最新の技術にも挑戦されています。その歴史ある小さな酒蔵で醸される酒は、全国新酒鑑評会で幾度も金賞に輝いており、地元一宮町のみならず、全国から人気を集めています。そんな、一宮町が誇る日本のSAKEを体験してもらおうと、酒造見学へ訪れました。
歴史ある建物に興味津々の選手たち。秋場貴子社長の説明の後は、お待ちかねの「試飲」です。選手たちそれぞれ好みの味を探しながら、歴史と革新の味わいに舌鼓を打っていました。
上総国一之宮(かずさのくにいちのみや)の象徴として知られる、由緒ある玉前神社へ。町名の由来である「上総国一宮・玉前神社」は、町のシンボルであり、町のハートそのもの。伝統の建造物に心を踊らせ、平成の大修理を終えた本殿にたどり着くと、自ら進んで「二拝二拍手一拝」を行った選手たち。
千葉県の指定文化財になっている社殿を前に、「こんなに素敵な神社があるなんて。僕たちは歴史的にも素晴らしい町でサーフィンをしているんだね。」と、その歴史的背景の重みを口にしたトム・ウィタカー選手。また、波乗りのお守りとして知られる「波乗守」を買ったシェルドン・シムカス選手は「これからも、いい波に乗れるように頑張るよ。」と語ってくれました。
神社を参拝したあとは、玉前神社近くにある「角八本店」さんへ。角八本店は、江戸時代中期、城下町として栄えた上総之国一宮に生まれた老舗の和菓子屋さん。古くから地元の人々や玉前神社の参拝客から愛され、名物のいちご大福とみかん大福をはじめ、多彩な銘菓を目当てに、日本中にファンがいる人気和菓子店です。
和菓子に初挑戦の5人。それぞれ好きな和菓子をチョイスしてもらいましたが、和菓子の甘みがちょっと苦手な選手もいたようで、「来年には食べられるように頑張るよ」と談笑していました。