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「サーフィン・農産物・伝統文化も、まるごと一宮町の魅力」
〜 一宮町で夢に打ち込む人たちによる、町への想い 〜

一宮町には、いきいきと暮らす、夢を叶えた人や追い求める人たちで溢れています。
通称「波乗り道路」沿いにあるAtlantic Coffee Standは、そんな人たちが集まるお店としても
知られるカフェ。このお店で巡り会った皆さんに、一宮町で暮らしてきた「これまで」と
「これから」を語っていただきました。

写真家:鳥巣さん

写真家 鳥巣さん:はじめまして。広告などのカメラマンをしています。2016年3月に一宮に引っ越ししてきました。夫がいるので東京にも家はあり、行ったり来たり、半々の生活ですが、9月に一宮海岸付近の店舗物件をもう一軒借り、そこを写真の暗室として仕事の拠点にしています。今は、お花の勉強をしていまして、将来的には小さなお花屋さんもできたらいいなって思っています。

いちご農園:近藤さん

いちご農園 近藤さん:近藤いちご園の近藤です。約400年前に、国から表彰頂いていることが文献に残っていますので、400年以上前からこの地に根付く農家です。いちご狩り以外に、贈答用、いちご大福やジャムなどの加工品を自社直売所で販売しています。今日はよろしくお願いします。

NPO法人すっぱぁ大澤さん

NPO法人すっぱぁ大澤さん:はじめまして。ずっと東京で勤務していましたが、早期退職制度を利用して13年前に移住。夢だった農家になるために、新規就農しました。無農薬野菜や米、平飼い有精卵の卵などを、「菜鮮箱」という自前の直売所で販売しています。今年から一宮にある障がい者支援施設「NPO法人すっぱぁ」の職員として、農業と福祉の連携を実践するための農業指導の仕事も始めました。

Atlantic coffee吉川さん

Atlantic coffee吉川さん:中学の時にサーフィンを始めて19歳の時に先輩を頼って一宮に移住して22年になります。今はコンペティションからは退き、この「Atlantic Coffee Stand」というコーヒースタンドを営んでいます。今日はよろしくお願いします。

Atlantic coffee shop card Atlantic coffee吉川さん

空が広くて、風が流れて、空気がいい。ここに来たら明るいイメージが持てたんです。

写真家:鳥巣さん

写真家 鳥巣さん:私は、この2月に一宮の隣町のいすみ市に仕事で来て、一宮の波乗り道路沿いを通った時に「ここに住みたい!」とピンときたんです。その足で不動産屋に立ち寄り、情報をもらいました。で、東京に戻ったまさにその夜にお仕事の打ち上げがあったんですが、撮影でお世話になった人が偶然にも一宮に住まいを持っていて。その人に一宮のお墨付きをもらい、お勧めの不動産屋を紹介してもらって、翌日にはそこに電話をして、さらにその翌日には一宮町にまた来て賃貸住宅の契約ハンコを押していました(笑)。

いちご農園:近藤さん

いちご農園 近藤さん:この海沿いはここ数年で本当に賑わってきましたよね。こちらの「Atlantic Coffee Stand」でも、私どものいちごを使ったスムージーを提供頂いたり、吉川さんのご紹介で県外の業者さんにアイスバーの材料に使って頂いたりと、大変ありがたい関係を築かせて頂いてます。

Atlantic coffee吉川さん

Atlantic coffee吉川さん:僕は今でこそ、近藤さんはじめ色々な方と関係を築かせて頂いてますが、逆に、移住当初は地元との関わりはありませんでした。プロサーファーになるために来たので、地元の有名な「十二社祭り(はだか祭り)」や特産物などほとんど知らないままサーフィン漬けの毎日でした。
若い頃は、同じ年代で一緒に大会に出ていたような仲間達が一宮に次々と集ってきて、切磋琢磨しながら志田下(釣ヶ崎海岸)などでレベルアップを図っていました。湘南に比べてカントリーな雰囲気も好きだったし、波も良質でサーフィンのレベルも高く、練習場所として上達するならココだと思いました。
23歳でプロになり2014年に引退するまでコンペティターとして各地で波乗りをしてきましたが、ほぼ365日、問題なくコンスタントにアベレージの波がたつのは全国的にみてもこの辺りだけです。だから2020年東京オリンピックのサーフィン競技開催候補地になるのも当然という印象です。

NPO法人すっぱぁ大澤さん

NPO法人すっぱぁ大澤さん:一宮の雰囲気は僕も大好きです。あちこち移住先を探した中で、家内がピンときて「ここがいい」と言ったことから一宮町に土地を購入しました。僕はサラリーマン時代に地球環境を研究するセクションにいて、地球環境が相当痛んでいるなと気付きました。自分に何ができる訳ではないけど、環境を破壊する側には居たくなくって、“無農薬”をキーワードに農業をしようと思いました。
一宮はヨソから来た人に対して構えないし「よく来たな」くらいにフレンドリーです。特に新規就農者は先輩農家に機具を借りるなど頼らなければならない場面も多く、比較的早くから週1、2回は近所の農家の人たちと飲みに行く関係ができたので、そういう部分もスムーズでした。
農業はまったくの素人から始めたので失敗の連続ではありましたが、あまりストレスなく続けてこられましたね。

テーブルの花と いちご農園近藤さん カウンター越しに
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