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いちご農園 近藤さん:ネギは低投資でやれるから参入にはいいと思いますね。荒れた農地を管理して使ってくれるだけでも、高齢化した農家さんとしては助かるでしょう。例えば、サーファーが農業に参入しやすい制度があればいいですよね。「サーファー野菜が波乗り道路沿いのカフェやレストランで使われる」なんてどうですか?
Atlantic coffee吉川さん:全然アリですよ。地球環境や衣食住環境を考えた先にサーフィンがある、という考え方をするオーガニックなサーファーも多いです。町がオーガニックを意識していると謳えば、すぐに意識の高いサーファーが集まり、さらに好循環が生まれていくと思います。
生産したものを消費できる飲食店も多いので、一宮ブランドの農産物を地産地消というかたちで使えれば、地域の価値があがりますよね。波乗り道路沿いに野菜の直売所が無いことも僕はもったいないなと思っていたくらいです。サーファーがお土産として地元の農産物を買っていける場所が欲しいなと。
いちご農園 近藤さん:このオシャレでハワイアンな雰囲気の波乗り道路沿いに野菜の直売所があるとイメージダウンではないですか?
Atlantic coffee吉川さん:逆です、イメージいいですよ。波乗り道路沿いでは月に1回オーガニックマーケットも開かれているほどです。海外のサーフタウンには、フルーツや野菜がキレイに置かれて売られている場所がたくさんあります。サーフショップに野菜が置いてあるのも面白いと思います。
太平洋という大自然の恩恵を受けている、とてもロマンチックな環境だと思うんです。
いちご農園 近藤さん:サーファーが「オシャレな町」という、町の新しい側面を築いてきてくれたんだと思います。地元民の自分にとっても、今日この時間で新しい魅力に気付けましたし、もっと町を盛り上げていきたいと思いました。
写真家 鳥巣さん:私は、町の一番の魅力は太平洋だと思います!太平洋って明るくて大きな空気が流れていて、それが魅力。まだ見たことがないけれど、イルカ、沖にはクジラもたまに現れるそうですね。そんな素敵な大自然の近くに居られるということは、無意識に何かしら恩恵を受けているはず。とてもロマンティックな環境だと思うんです。この町にいい波が立つのも、太平洋の恩恵ですよね!
NPO法人すっぱぁ大澤さん:東京からわずか60分で別世界があると感じます。景色も素晴らしい、空気もいい、いろいろ探しましたけど移住するならここ一宮だと思います!マイナス面も探せばあるんだろうけど、それを打ち消すだけの魅力、価値がありますよね。
Atlantic coffee吉川さん:間違いないです。魅力満載!自然環境もそうですが、1200年の歴史がある玉前神社とか、上総十二社祭り(千葉県指定無形民俗文化財)も、近頃はサーファーも参加して盛り上がっていますし。自然環境を破壊したり、景観を損なうような一方的な開発を進めるのではなく、バランスを保ちながら少しずつ質を高めていってほしいですね。いろんな意味でまだまだポテンシャルがあると思うんです。
一宮で夢を追い、生きる人たちの対談はいかがでしたか?
一宮には多様なライフスタイルを受け入れ、
応援する包容力があります。チャレンジしたいことがあれば今すぐ一宮町に来て、
その明るい空気を感じてみてください。
※この対談は、2016年11月に行われたものです
鳥巣佑有子さん
1972年生まれ、京都出身。フォトグラファー。夫と住む東京の自宅と一宮町との二地域居住。
【WEB】http://www.torisuyuko.com
近藤正博さん
一宮町在住。1970年生まれ、一宮町出身。近藤いちご園 経営。
【WEB】http://www.kondo-ichigo.com
大澤進さん
一宮町在住。1952年生まれ、北海道出身、移住歴13年。NPO法人すっぱぁ すっぱぁふぁ〜む農業指導リーダー。
吉川共久さん
一宮町在住。1975年生まれ、愛知県出身。プロサーファー。移住歴22年。妻と中2・小5の娘と暮らす。「ATLANTIC COFFEE STAND」オーナー。
【Facebook】https://www.facebook.com/atlanticcoffeestand/