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一宮は一年を通して、日本で一番波があると思っています

OCEANS江部さん

OCEANS江部さん:僕は早朝に海に来て、昼前には東京に戻ってしまう、家族のいる東京サーファーの典型的な動きをしています。そんな立場のサーファーとして、これから町に期待したいのは、お土産に鮮魚やオーガニック野菜を買って帰れる場所ができることですね。そういう意味では商店街に朝市やローカルマーケットがあると商店街に寄る理由になると思います。

ほしみや 星野さん

ほしみや 星野さん:商店街は何かするとしたら、まず駐車場が必要だなと感じます。

NAKISURFナキさん(船木さん)

NAKISURFナキさん:海外を見ていてもわかりますが、カフェとマーケットと駐車場の3つがあれば人は集まるんです。サーファーの頭数が増えなくても、その家族も一緒に来てくれるようになれば、町への来者数は増えることになりますからね。

OCEANS江部さん

OCEANS江部さん:そう、海は混まないけど人は増える!よい案ですねー(笑)。大きな駐車場とマルシェが商店街エリアに出来たら、すごくいいのになぁ。

波乗不動産 佐々木さん

波乗不動産 佐々木さん:海側にはすでにカフェや飲食店もあり、週末滞在型の人はシェアハウスでBBQするなど、海側で完結してしまうんですよね。だから、商店街は海側の真似をするのではなく、こちらにある良さを活かしたり、作り出していくべきだと思います。

NAKISURFナキさん(船木さん)

NAKISURFナキさん:商店街といえばやはり玉前神社はいいですよね。海外から来るサーファーやサーフィンをしない女性を連れてくると、とても喜ばれますよ。神話では、玉依姫命が海からこの地に上陸したとあります。どうしてここに上陸したのかなと考えていたのですが、やっぱりここが「日本で一番波があるから」じゃないかな、と。一年を通して日本で一番波がある場所だと思っています。

馬場さんと高柳さん エリアスガーデンの庭

波が無い時は本当にショップやカフェにも人がいないですから、波ありきの海沿いですよね。海が混むと嫌がるサーファーもいるでしょうけど、例えば一区画を行政も入れて公式ルールを作ったり、サーフィンやBBQのお世話をしてくれるプロ予備軍のビーチボーイズや波情報をアップできる駐車場係を置いたりして、若いサーファーに雇用も生みつつ、海レジャーをたくさんの人に楽しんでもらいたいと思います。

「サーフィンやってみたい」を叶える町に

OCEANS江部さん

OCEANS江部さん:湘南はもう街としても完成している気がして、ハワイでいえばワイキキっぽいなと思うんです。一方で、一宮はのどかな感じがあってノースショアっぽい(笑)。まだまだポテンシャルがありますよね。「サーフィンと生きる町」を掲げる一宮の“一宮らしさ”をつくり上げていけると良いのかなって。

波乗不動産 佐々木さん

波乗不動産 佐々木さん:どこの国のサーフタウンに行ってもそこの建物デザインや匂い、空気感があるものなんですが、それをここ一宮でも何かランドマーク的なものや、建築からくるインスピレーションがあればいいなとは思っています。今は乱雑に個々に開発が進んでいるので、統一した街並みを作るにはやはり行政が建築デザインの規制や基準などのタクトをとってくれたらいいですよね。僕もここで作る不動産には統一感を持ってデザインしていますが、個人では街全体のデザインまではなかなか難しいのが現状なので。

ほしみや 星野さん

ほしみや 星野さん:そうそう、海外はレンガならレンガの街並みとか、どの家も一緒に見えて混乱はするんですけど(笑)でもその建築の統一感でその街のイメージが出来上がりますよね。

NAKISURFナキさん(船木さん)

NAKISURFナキさん:一宮なら防波堤のテトラとかサンライズの堤防とか、そんなランドマークをシンボルにしていくのもいいですよね。それから車で東京から来た時に一宮近辺に着くと田園風景が広がってホッとしますよね。その田舎らしい光景も魅力の一つだと思います。

波乗不動産 佐々木さん

波乗不動産 佐々木さん:サーファーは自然と向き合う時間が多いので、環境の変化には敏感だと思います。僕も含め護岸工事でテトラを投入する事にネガティブな印象を持っている方もいると思いますが、海に投入してしまう事が、正か非か!?ではなく、既に投入されているテトラにポイント名を付けてしまうというユーモアはさすがナキさんですね。

OCEANS江部さん

OCEANS江部さん:「サーフィンやってみたいんです」って人って、めちゃくちゃ多いじゃないですか。友人や同僚に「海に連れてってください」ってもう何百回言われたことか(笑)日本一の波があって、オシャレなカフェもたくさんあって、東京からも近いし電車もあるので、「サーフィンやってみたい」の最初の一歩を踏み出す場所になれると思うんですよね。

NAKISURFナキさん(船木さん)

NAKISURFナキさん:朝来てカフェでコーヒー飲んで、サーフィンスクールで手ぶらサーフィンして、地元の美味しいものを食べて帰る、みたいなイベント的なものはアリですよね。

ほしみや 星野さん

ほしみや 星野さん:15年くらい前に働いていたサーフショップで、その当時は一宮では珍しかったレンタルボードを始めたらそれがヒットしてすごかったですよ。今はどこのサーフショップでもやっているので気軽にサーフィン体験できますからね。

NAKISURFナキさん(船木さん)

NAKISURFナキさん:一宮でオリンピック競技が行われることに決まりましたが、競技者とそうではないサーファーが共存する町になっていくといいですね。

高柳さん エリアスガーデンの店内装飾 馬場さん
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